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WB工法の家は気密性・断熱性を獲得しながら、湿気を逃がすことで、健康にいい、快適で生活しやすい、そして省エネ効果がある家を実現しています。
これを実現しているのは「壁の中への通気」、「気温に反応する形状記憶合金」、「湿気を通す壁」という三つの機能を有しているためです。以下でその三つを説明します。
POINT01
壁の中を空気が流れるから、無駄な湿気も夏の熱気も家にこもりません。 湿気で木材が劣化しないから、家はいつまでも丈夫です。 通気口から入った空気は、床下のひんやりした空気と混ざって壁の中を上昇します。 自然な空気の流れが、焼け込みの熱を緩和し、無駄な湿気を一掃する仕組みです。 壁の中を空気が流れることで、室内は熱気の影響を受けにくい快適な空間になります。
POINT02
暑くなったら服を脱ぎ、寒くなったら服を着こむ。 人はそうやって季節に応じた服装をしています。 家も同じように、季節に合わせて衣替えすることができるのです。
アシストホームが取り扱うWB HOUSEは、各通気口に、気温の変化で伸縮する形状記憶合金を利用しています。形状記憶合金で通気口から冷気を遮断し、冬の冷え込みを抑えます。壁の中に空気の層ができて、家の中の気密性を断熱性がアップします。 気温が低下すると各通気口は自動的に閉じて、冷たい空気の侵入を防ぎます。 壁の中の空気を動きにくくすることで、室内暖房の熱が逃げにくくなり断熱性がアップします。 夏の通気性とは一変、家は気密性が高い状態になります。 気温に応じて通気口が自動的に開閉する発想により、家も人と同じように衣替えができるのです。
POINT03
土壁の原理を応用し、臭いも化学物質も湿気と一緒に壁を通過。 換気システムに頼らなくても、深呼吸したくなる結露しない家が実現します。 室内の有害な化学物質や生活臭は、湿気とともに透湿性の壁を透過して、屋外へ排出されます。 機械による室内換気をしなくても、室内ホルムアルデヒド濃度を低く抑えることができます(厚生労働省指標値0.08ppm)。 余分な湿気も抑えるので結露する心配もありません。室内は常にクリーンな空気で保たれます。
高気密・高断熱化が進んだことで、住宅は深刻な問題を抱えてしまいました。 住む人の健康に悪影響を及ぼすシックハウス症候群です。 もともと通気断熱WB工法はこのシックハウス症候群に立ち向かうために開発された家づくり。 住む人の健康を守る確かな性能は、厳正な実験によって証明されています。
同じ規模の住宅2棟にホルムアルデヒドを充満させて、室内のホルムアルデヒドの時間変化を測定しました。 いずれも24時間機械換気はしない状態で測定しています。
実験結果をグラフにまとめると、時間経過によってホルムアルデヒド濃度はどちらも下がるものの、WB工法の減少率は格段です。 さらに国の定めるホルムアルデヒド濃度評価基準の0.08ppmも下回ります。 機械換気を使用していない状態で、これほどの結果を出せるのはWB工法以外にありません。
気密性が向上した日本の住宅で問題となるのが生活臭。 換気をしないと室内の空気は淀み、どうしても生活の臭いが気になってしまいます。 しかし通気断熱WB工法は、自然な通気と透湿透過によって生活臭を除去。 ペットの臭いもそれほど気になりません。 他の住宅にはない、高い消臭性を発揮します。
同じ規模の住宅2棟を密閉状態にし、アンモニア水溶液(28%)5mlを付けた濾紙をシャーレに入れて部屋の中央床上18cmに設置。 出入り口左側上1.5mの位置にてアンモニアを測定しました。 アンモニア水溶液設置後30分間隔で測定。室内の温湿度測定は、室内空間の中央部で10分間隔で測定しました。 各部屋には人体発湿装置(発湿量50cc/h運転)を設置しています。 実験は24時間換気を回した状態で開始し、9:40の時点で24時間換気を停止しました。※特定悪臭物質の測定方法準拠(昭和47年環境庁告示第9号)
WB工法の部屋では機械換気停止後、臭気が上がるものの従来の高気密の部屋と比べて 1/2程度におさまっており、現象スピードも速いこともわかります。 また湿度においても、WB工法の部屋では機械換気を停止しても湿度にほとんど変化がありませんが、従来の高気密の部屋では湿気の逃げ場がないため、湿度が上昇していくのがわかります
WB工法によって建てられた住宅は省エネ住宅です。 エネルギーを抑えることは経済的なだけでなく、環境への負荷も抑えられ地球にも優しいのです。
断熱性能が同じ2棟の建物を使用して、エアコンの省エネ効果を実験しました。 透湿性クロスを使用したWB工法と、ビニールクロス使用した一般住宅、それぞれで大人一人が生活していると仮定し、その際にエアコンを使用した場合の効率を計測。 仙台、東京、名古屋、大阪、福岡の気候条件を設定し、それぞれの測定を行いました。
実験の結果、平均で約15%のエアコン使用の削減効果が得られました。 夏の過ごしやすさを得るためには、ビニールではなく透湿性のある壁材が有効だということがわかります。 WB工法は冷房負荷を削減し、エアコンの使用頻度を減らすことで省エネを実現するのです。 高温多湿の日本の気候風土で夏場快適に過すためには、土壁のように湿気を吸ったりはいたり、外に逃したりしてくれる機能が大切だということがこの実験からわかります。 また、WB工法では冷房を使用しない状態における室内の体感温度が低いことがわかりました。 夏も快適に過ごすことができる工法なのです。
室内の温度と湿度は密接に関係しています。 例えば夏、室温が同じ場合でも湿気が「多い」と「少ない」とでは体感温度に差が出ます。 冬場に結露が発生するのも、温度と湿度のバランスに原因があるのです。 そこで通気断熱WB工法は温度と湿度の関係性に着目。 湿度を上手にコントロールすることで、住みごこちのいい住空間を実現しています。
結露のしくみは意外と知られていません。 空気は温度によって含むことができる水分の量が違います。 空気が暖かければたくさんの水分を含むことができますが、逆に冷たいと少しの水分しか含んでいられません。 冬の窓に結露が起きるのは、暖かい室内の空気が外気によって冷やされた窓に接することで温度が下がり、含んでいられなくなった水分が水滴となるからなのです。 省エネルギー対策等級4 + 透湿透過 通気断熱WB工法は、国の定める「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づいた、省エネルギー対策等級4を取得しています。 この次世代省エネルギー基準は、断熱性を示す「熱損失係数(Q値)」と気密性を示す「相当すき間面積(C値)」の基準値が、住宅の省エネルギー性の目安となっており、湿度は加味されていません。 通気断熱WB工法のように湿度を効果的に抑えることができれば、さらなる省エネ効果を発揮することができます。
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