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「WB工法が寒い」は本当か?仕組みやメリット・デミリットを解説

2022.04.20

「WB工法」(通気断熱WB工法)という工法をご存じでしょうか?

WB工法は一年を通じて、お部屋の温度を一定にしてくれる工法を指し、健康に良いなど多くのメリットがあります。

しかし、この記事を読まれている方の中には「WB工法は寒い」という噂を聞いて、不安に思っている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、そのような方に向けてWB工法の仕組みやメリット・デメリットについて本工法の実績が豊富なアシストホームが分かりやすく解説します。

この記事を読めば、WB工法を検討する情報が手に入り、すぐに工務店と打ち合わせに入ることができるでしょう。

『WB工法って寒いの?』

「聞いたことない工法だけどWB工法って寒いのか気になる」

「WB工法」とは、夏は涼しく、冬は暖かい室内環境を実現するため工法です。そのため冬の寒さ対策も行われており「WB工法だから寒い」ということはありません。その仕組みを簡単にご説明いたします。

WB工法の木造住宅は、壁の内部に2つの通気層があり、形状記合金を用いて外気温と室内の温度差を自動開閉装置が感知し、家全体の通気を制御するものです。

「それでは冬は寒い空気が通気口から入ってきて寒くなるのでは?」と心配されるかもしれませんが、

冬は室内の足元の壁にある開口部(フローヘルス)を手動で閉めることにより、外気の冷たい空気が室内に入らないよう遮断します。また、壁の中に設置している自動開閉装置が冷たい空気を感知し、自動に装置の口が閉まるので、通気層の中にも冷たい外気が入ってきません。

よって、寒いどころか室内を快適な室温に保つことができます。

 

「通気断熱って何?」(WB工法の仕組み)

 ご興味ある方に向けて、もう少し「WB工法」の仕組みについて詳しくご説明致しましょう。

 「WB工法とは」…ダブルブレス(W+Bless)=二重の通気層を意味しています。

通気断熱WB工法とは、家全体を二重の通気層で包み込み、形状記憶合金による自動開閉装置と室内に空気の流れをつくる室内吸気循環装置によって、家全体を通気断熱する工法を「通気断熱WB工法」といいます。

形状記憶合金は屋根部に「ハットヘルス」、床下に「アンダーヘルス」、壁内部に「バリアヘルス」を設置し、室内に手動で開閉する「フローヘルス」があります。

夏は暑くなると形状記憶合金が縮み通気口が開き、また冬寒くなると形状記憶合金が伸び通気口が閉まる仕組みになっています。

室内の温度調整は「フロアーヘルス」を手動で開閉します。

室内の湿気や有害物質などは、第二通気層へ排出されて空気の循環によって室外へ排出されます。

室内と壁の間に第1と第2の通気層があり、その層の間を空気が循環して、室内を快適な温度になるように包みこんでいるのです。

『WB工法のメリット・デメリット』

そんな快適なWB工法にも下記のメリットとデメリットがあります。

[メリット]

  • 夏は涼しく・冬は暖かい
  • 家と人の健康にも良い
  • リフォームでも新築でも対応可能

[デメリット]

  • 初期費用が掛かる

ここから一つずつみていきましょう。

「メリット①」:夏は涼しく・冬は暖かい

メリットの1つ目は「夏は涼しく」、「冬は暖かい」ことです。

夏は、床下の低い温度が通気層に流れ、室内の熱気と湿気は屋外に流れ出ていきますので、室内の蒸し暑さを抑制することが出来ます。

冬は、上記でも説明した通り、外気からの冷たい空気の侵入を遮断し、家全体の通気層の熱を逃げにくくするので、室内の温度は下がりにくくなります。またフローヘルスと自動開閉装置が遮断されるので、断熱性と気密性の効果が高まります。

このように、季節を通して冷暖房のコストを抑えることも出来るので、光熱費の節約にも繋がります。

「メリット②」:家と人の健康にも良い

WB工法の2つ目のメリットは家と人の健康にいいということです。その理由は「湿気や臭気を逃がす壁」が設置されているためです。

WB工法は、冬場、通気口を閉鎖するため、室内は気密状態になります。気密性が優れていると隙間風も入らず室内は快適な状態を保つことが出来ますが、従来の工法では排気がされないためカビが生えやすかったり、シックハウス症候群(建材等から発生する化学物質で体調を崩すこと)の心配も出てきます。

しかし、WB工法の壁は、有害な物質も湿気と一緒に壁の間にある通気口から通気層を通って外に排出する働きがあるので、従来の工法と比較して安心です。

いつも室内の空気をキレイな状態して、家族をカビやシックハウス症候群から守ることが出来るのです!住まいによる家族の健康被害が無くなることで、病院に通う頻度が少なくなり医療費の削減に大きく役立ちます。

また、住まいが健康であることは、住まいが長持ちすることです。構造躯体のムレ・腐れがない住まいは、メンテナンスコストが大幅に削減されることや、住まいの寿命が長くなることは、CO2を多く含んだ木材を長期にわたって保存するので、地球にも優しい住まいとなります。

「メリット③」:リフォームでも新築でも対応可能

3つ目のメリットは、リフォームでも新築でも対応可能なことです。

通気断熱WB工法は新築を建てられるときはもちろん、既存住宅にも後付けで加えることもできます。また、住宅エコポイントや長期優良住宅などの補助金を上手に活用することも可能です。補助金については時期や地域によって違いますので、最新の情報を工務店やお住まいの役所に問合せてみてください。

「デメリット」:初期費用が掛かる

WB工法のデメリットは初期費用が掛かることです。

また、既存住宅に後からWB工法を設置する場合は、リフォーム工事代とWB工法の費用の両方がかかります。

もちろん、冷暖房の「ランニングコスト」を抑えることは出来ますが、「初期費用」がかかるため、純粋にコストのみで導入是非を検討する場合は気をつけましょう。

 

メリット③にもある通り補助金を使用できすることもできますので、ランニングコストとのバランスを考慮の上、検討すると良いでしょう。

『寒さ・暑さが気になる場合に取り組むべき対策』

夏も冬も快適な住まいを実現するWB工法ですが、工法による自然換気だけでは真冬・真夏の寒さ・暑さをしのぎ切れない可能性があるのも事実です。

寒さや暑さが気になる場合は以下の対策を取ってみましょう。

  • 窓ガラスをペアガラス、または二重サッシに変更
    窓ガラスからの熱気や冷気が気になる場合は、断熱効果の高いペアガラス、または二重サッシの導入を検討しましょう。

  • フローヘルスを手動で閉める
    特に冬は、フローヘルスの開口部から外気の冷たい空気が室内に入ってくるため、早めに手動でフローヘルスを閉めましょう。フローヘルス(開口部)の前に家具や物を置いてしまうと効果が激減しますので注意しましょう。

『WB工法の施工事例』

こちらは『将来子供が産まれた時に「快適な環境の中で健康に子供を育てたい」との想いを持たれていたお客様』にWB工法をご提案した際の施工写真です。

こちらのお客様は、18年間WB工法のお家にお住まいいただいており、WB工法を取り入れたことで常に室内の空気が綺麗で、家族の健康にとても良いと実感いただいております。WB工法は湿度をうまく調整するため、夏はジメジメせず、冬も乾燥しません。そのため、結露しづらいので室内にカビが生えない、いやな匂いも残らない、家の中の切り花や果物も長持ちするというお声をいただいております。また夏は涼しく、冬もしっかり暖房が効いて、年間を通しての光熱費の節約にもつながっているようです。当社は施工後のメンテナンスや定期点検も行わせていただいており、継続的に快適な暮らしができるようお手伝いさせて頂いております。

『家にも人にも優しいWB工法で快適ライフを』

家全体を空気で包み込むWB工法は快適な住まいづくりを実現します。

室内の空気をキレイに保ち、ランニングコストを抑え省エネにも。

生活する空間が快適であることは、家族の幸せにも繋がります。

弊社の新築のお客様も多くの方々が「通気断熱WB工法」を導入しています。

弊社は地元密着の工務店です。「通気断熱WB工法」に興味を持たれました方で、

湘南地域の葉山、逗子、横須賀、三浦、鎌倉。横浜にお住まいの方は、実績のあるアシストホームへお気軽にお問合せください。