NEWSPAPER
『木材劣化診断士』ってご存じですか?
住まいる通信2021年9月号
9月に入りましたが日中の残暑はまだ厳しいですね。今年は7月下旬からコロナの感染者の数が一気に増えとても心配な毎日です。長期に渡り医療従事者の方々も感染者の方々の命を守る為、日々頑張っていらっしゃいます。一日も早く感染者数が減り安心した生活が送れる事を願います。
『木材劣化診断士』ってご存じですか?
【木材劣化診断士とは】
木材の生物劣化(腐朽と虫害)の診断技術の専門家
木造住宅などの維持管理や改修の際の劣化調査に役立つ劣化診断の技術を習得しています。
木材劣化診断士は、修理や補修に関する助言も行います。
【木材劣化診断士の仕事内容】
劣化診断の現場では、症状が腐朽なのか、虫害(生物劣化)かを判断をします。
次に進行状況、木材の強度、欠損等の判断。
一次診断として…視診、触診、打診(ドライバの突刺し)による診断で劣化状態を確認
(診断は木材だけでなく、そこに用いられている他の材料の性質、劣化、構造、施工の状態も的確に把握し原因を診断する必要があるので、資格取得だけではなく経験も大変必要です)
検査方法として…
閉鎖空間、床下、小屋裏などの入りにくい場所は、検査道具を使って非破壊で検査します。
検査道具とは…音波、振動、熱、電磁波など外から内部の状態を検査する方法などです。
家の木材を腐らせてしまう『木材の腐朽(腐れ)』とは
木材が腐るのは『木材腐朽菌』が原因です。木材腐朽菌とは木を媒介にして成長するキノコです。
木材を腐らせるのはサルノコシカケ目に属するキノコの仲間です。
腐朽菌の代表的なものが「褐色腐朽菌」と「白色腐朽菌」です。
・褐色腐朽菌…針葉樹林を主に腐朽し、床下で多くみられます。
・白色腐朽菌…広葉樹を主に腐朽します。豆粒大の穴が無数に開き木材表面が繊維状になります
【腐朽菌の繁殖条件】
・水分(湿度85%以上、木材含水率20%以上)・温度(20~30℃)・酸素・栄養(木材)
……これらの条件があうと木は腐ってきます。
※木材が劣化する原因の1つにカビがありますが、カビは木の表面汚染、変色などを起こしますが、木材を腐朽(腐れ)する原因にはなりません。
腐朽菌が繁殖すると「カビ」・「シロアリ」の発生の恐れ‼
腐朽菌が発生し木材に繁殖していくと、木材の強度が弱ったところにシロアリが食いつき、
木材の耐久性がなくなってしまいます。
またカビが発生した場合木材の劣化だけではなく人体への健康被害を脅かすこともあります。
腐朽菌の対策方法として
①木材を湿らさないこと。(水漏れ箇所は要注意!)
②床下は湿気を多く含む空間なので、床下の換気をよくする環境を整える。床下換気扇を取り付ける
アシストホームで工事をしていただきましたお客様の声
「とてもていねいは仕事をして頂き、満足しております。」
葉山在住のお客様(H様)から、2度目の工事後にいただいた感想を紹介させていただきます。介護保険・障害者手帳利用の専門工事実績のある弊社に,介護用の手すり取り付け工事依頼をしていただきました。今回はポストの塗装が剝れ、郵便物が汚れることがお悩みでご相談がありました。見積金額が思ったより高額に感じたそうですが、最終的には耐用年数を考慮されて決定したそうです。弊社の見積が高いと感じるお客様もおられますが、お客様にご納得いただけるような丁寧な仕事を心がけており、それが24年の実績につながっていると思っています。H様の工事後の率直な感想が弊社一同の喜びです。
(有)アシストホームは地元の工務店です‼身近で気軽に何でも頼める工務店!
小さな工事から大きな工事までお気軽にご相談ください!
お問合せ等 お気軽にお電話ください アシストホーム046-877-1127