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雨漏り調査に赤外線サーモグラフィカメラ?費用と注意点を分かりやすく
2022.10.18
「雨漏り調査をしたが目視・散水では発見できなかった。」
「業者から足場や解体が必要と言われ、見積費用が高額になってしまった。」
このような状況でお悩みの方も多いのではないでしょうか?
雨漏り調査の方法は無数にあり、状況によって最適な手段は異なります。
しかし、近年、費用を抑えながら高い確率で雨漏りの原因を把握することが可能な「赤外線サーモグラフィカメラを用いる雨漏り調査」が注目されています。
この記事では、赤外線サーモグラフィカメラを用いた雨漏り調査について学び、適用する場合の注意点や費用感について解説致します。
赤外線サーモグラフィカメラを用いた雨漏り調査とは?
「赤外線サーモグラフィカメラを用いた雨漏り調査」とはその名の通り、高感度赤外線カメラを使って雨漏りしていそうな場所の温度差を調査し、雨漏りしている箇所を特定する方法を指します。
手の届かない場所や、目視だけではわからない場所でも、解体することなく雨漏り箇所を発見することが可能なので、調査費用を抑えることが出来るなどの利点があります。
赤外線サーモグラフィカメラとは
では、赤外線サーモグラフィカメラとはどのような仕組みになっているのでしょう?
赤外線サーモグラフィカメラとは、遠赤外線を検知するカメラで、温度が高いほど赤く、温度の低いほど青く画像に映りだします。
例えば、目視では発見できない外壁や屋根の劣化、高い場所などからの雨漏りも、赤外線サーモグラフィカメラを使えば画像の色の違いから発見することが出来ます。
弊社で使用している赤外線サーモグラフィのデジタルカメラ(FLIR社のT860)は、雨漏り箇所を迅速に発見出来ます。
調査時間も費用も抑えることが出来ますので、お客様への負担も減ります。
赤外線サーモグラフィカメラを用いるメリット
赤外線サーモグラフィカメラを用いるメリットは以下の通りです。
①広範囲を一度に測定することが可能
②雨漏り箇所を壊さず測定することが可能
③雨漏り箇所が温度差で画像に表示されるため発見率が高い
④足場の設置や天井・無駄な壁を壊さなくて良いため短納期・最低限の調査・修繕が可能
では、もう少し詳しくご説明致しましょう。
広範囲を一度に測定することが可能
赤外線サーモグラフィカメラを用いると、以下の写真のように広範囲を一度に測定することが可能です。
広範囲を映りだすことで、一目で雨漏り箇所を特定することができ、無駄な解体調査の手間も省けとても効率が良いです。
また、目視では見落とす雨漏り箇所も、赤外線サーモグラフィカメラでは雨漏り箇所が色別出来るので、短時間で正確に調査出来ることは嬉しいですね。
雨漏り箇所を壊さず測定することが可能
こちらの写真は、赤外線サーモグラフィカメラに映った雨漏りしている箇所です。
白線で囲った雨漏り部分が「青く」映っていますね。
目視調査ならば天井を壊して調べるところ、赤外線サーモグラフィカメラを使うことで、
取り壊しをせずに雨漏り箇所を発見できる可能性が高いです。
雨漏り箇所が温度差で画像に表示されるため発見率が高い
写真の通り、雨漏りしている範囲は画像からもよくわかります。
赤外線サーモグラフィカメラは、温度差が画面に映りだされ、雨漏り箇所や雨漏りしている範囲もひと目でわかるのが特徴です。
専門知識のある業者さんなら、詳しく調査内容を分析してくれます。
足場の設置や天井・壁を壊さなくて良いため短納期・安価な修繕工事が可能
赤外線サーモクラフィカメラを使うことで、調査の為に解体工事も解体費用も発生せず、その日の内に雨漏り箇所がわかることが利点です。
なぜなら、目視調査では足場を設置し、天井や壁を壊して調査をするので、足場を組む時間や費用もかかるからです。
赤外線サーモグラフィカメラならば、調査の為に解体する必要もなく、画像を見ながら調査が出来るので、雨漏り場所を短時間で特定できます。
修繕箇所が特定出来るので、最小限に工事費用を抑えることはとても嬉しいことですね。
注意※雨漏り修理には足場の設置・解体が必要な場合がございます。
赤外線サーモグラフィカメラを用いるデメリット
ここまで赤外線サーモグラフィカメラのメリットについて触れてきましたが、
実は以下のようなデメリットもあります。
- 雨の日は調査ができない
- 周囲の環境によって測定の影響を受けやすい(測定出来ない建材、反射の影響・日当たりなど)
- 測定する距離が遠いと測定出来ない時もある
では、一つずつデメリットをご説明していきましょう。
雨の日は調査ができない
どうして雨の日は調査ができないのでしょう?
それは、赤外線サーモグラフィカメラの特徴が「遠赤外線で測定」する機器だからです。
雨の日は、雨漏り箇所以外も雨で濡れている場合があり、雨漏り箇所との区別がつかないので測定が難しいです。
周囲の環境によって測定の影響を受けやすい(測定出来ない建材、反射の影響・日当たりなど)
実は、赤外線サーモグラフィカメラは何でも測定できるわけではないのです。
例えば、アルミ板のような光沢のあるものや、プラスチックフィルムなどの反射率が高いものは測定には不向きです。
また、ガラスなど赤外線を通さないものは測定が出来ません。
測定する距離が遠いと測定出来ない時もある
広範囲を測定出来る利点はあるのですが、測定距離が遠いものは不向きです。
高画質で測定したい場合は、数メートル~数十メートルの距離を取るのが望ましいです。
雨漏り調査は、近中距離で広範囲、高画質に映るので適しています。
雨漏り調査の見積方や費用は?
大前提として業者によって費用の見積もり方は異なりますが、この記事では弊社に雨漏り調査のご相談頂いた場合の流れをご説明致します。
【お客様から雨漏り調査のご連絡をいただいてからの流れ】
- 現場の下見
- 調査見積書の作成
- 雨漏り調査
- 調査結果のご報告
- 雨漏り修繕工事のお見積書作成
もう少し詳しくご説明していきましょう。
現地調査の下見
お客様と現調の日程調整をさせていただきます。
雨漏り範囲にもよりますが、弊社の者が1人~2人訪問させていただきます。
下見のお時間は1時間位で、雨漏り箇所が高い位置の場合は、ドローンを導入して
させていただく場合もあります。
調査見積書の作成
下見完了後、調査内容のお見積書を作成させていただきます。
調査見積書が出来上がりましたら、お客様に調査内容と今後の対応について、ご説明をさせていただきます。
お客様に見積内容をご納得頂いてから、次回調査をさせていただきます。
雨漏り調査
雨漏り調査の所要時間は2~3時間位です。
調査は2人~3人でお伺いさせていただきます。
調査時には、雨漏り箇所に散水してより詳しく状況を分析させて頂きます。
散水調査と並行して赤外線サーモグラフィカメラを導入して調査する場合もあります。
調査結果のご報告
調査後、お客様にわかりやすく調査結果のご説明させていただきます。
ご不明な点がございましたらお気軽にご質問ください。
その場でご納得いただけるようにご説明させていただきます。
修繕工事のお見積書の作成
雨漏り調査後の結果に基づいて、修繕工事のお見積書を作成させていただきます。
雨漏り修繕工事のお見積書が出来上がりましたら、お客様にご説明させていただきます。
工事内容にご納得いただきましたら、工事を手配させていただきます。
調査費用の目安
「調査費用はどれくらいかかうのかしら?」と気になるところですね。
下見~調査費用のお見積書作成までは無料でさせていただいております。
調査範囲や状況によって費用は異なりますが、一般住宅の場合は2万円~6万円(税抜)くらいです。
調査の詳細につきましてはお見積書に記載させていただいております。
ご質問等もお気軽にご相談ください。
まとめ
今回は「赤外線サーモグラフィカメラを使った雨漏り調査」について解説させていただきました。
いかがでしたでしょうか?
「雨漏りは決して放っておいては後々大変なことになります」
被害が大きくなる前に修繕工事をすることが、大切な家を長持ちさせる秘訣でもあります。
雨漏り調査は専門業者にして見てもらうことで、時間も費用も安心です。
赤外線マンモグラフィカメラを扱っている経験豊富な調査員がいる業者さんにお願いしましょう。
弊社では、経験豊富な人材や専門的な知識を生かして、数多くの物件のご相談や調査をさせていただいております。
「もしかして雨漏り?」と不安になられましたら、まずはお気軽にご相談からでも結構です。不安な問題を解決出来る糸口が見つかるかもしれません。
「アシストホーム」
弊社は1997年から地域密着の工務店で頑張っております。どんなに小さなことでも、困ったことがございましたらお気軽にご相談ください。
皆様のお困りごとを解決出来る工務店を目指しております。
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